2016年7月5日火曜日

西条市立小松小学校のみなさん

6月5日(日) 西条市立小松小学校5年生の皆さんが、大三島美術館に来てくれました。
この日はあいにくの雨・・・・ 、ということで、急遽、大三島美術館での滞在時間が増えました。
なんと約2時間。
退屈しないように、学芸員がんばります。
注意事項もしっかり聞いてくれました。
大三島美術館は自由に楽しく過ごすことをお薦めしているので、「絵に触らない」「飲食物を持ち込まない(鉢植え、生もの 含む)」の2点だけです。



この日の展示は、「大三島と画家」。
大山祇神社のご神木はじめ、大三島の あれこれ が描かれている絵を複数、展示していました。
まずは、大三島探し。





目玉は、大山祇神社のご神木:大楠と、十七神社 です。
雨のため、神社参拝をできずに来たので難しいかと思いましたが、あっという間に発見されました。
みなさん、鋭いです。

この展示では、30周年記念の館蔵品展として、過去に大三島美術館が主催した選抜展に出品された作品の中から選んで展示していました。
京都展3回、東京展3回の合計6回実施しました。(町立時代は予算も人員も割いてもらえていたみたい。)
そこで、「京都と東京、日本画は画風が違うと言われるけど、どんな風に違うと思う?」と聞いてみました。壁の右側と左側で京都と東京と分けて展示していましたので、皆さん見比べながら よく見て考えてくれました。




楽しい見方を紹介したり。
日本画は本物の金銀を絵具として使うので、金をたくさん使った絵を見るとき、角度を変えると
キラッキラに光って、とても美しいのです。



自分で絵のタイトルを考えてもらったり(その絵に そっくりな先生が学校にいらっしゃるそうで、
大盛り上がりでした!)。
美術館の中で牛を探してもらったり(気になる方は大三島美術館へお越しください。牛はいつでも
美術館にいます)。
2時間楽しんでいただけたでしょうか。最後にしっかり 挨拶してくれました。

小松小学校さんは、昨年に続き2度目のご来館。
来年もお待ちしております。

学芸員 稲葉